人とチームへの投資が、未来を創る

High Linkにて執行役員として、プロダクトと人事を統括しているMasaya(@msykbys10)です。

僕たちHigh Linkは、Philosophyに「わくわくで、あらゆる枠を超えていく」と掲げ、事業としては香りのセレクトショップ「カラリア」を展開しています。

おかげさまでtoCスタートアップでは珍しい勢いでグロースしていて、日々わくわくしながらプロダクト開発や経営をしています。

(手前味噌ですが)High Linkは本当にびっくりするくらい良いチームで、外部の方と仕事をしても「いい会社だね」と褒めていただけるのがとっても自慢です。

Wevoxの「人間関係」のスコア。
びっくりするくらい人間関係が良好で、本当にみんな仲良し。

でも、いわゆる「ゆるふわ」なカルチャーではなくて、スタートアップとしての攻めの姿勢も存分にあります。

社内では3High(High ROI / High Performance / High Engagement)を掲げていて、日々成果に対して厳しく向き合っています。

特に今期は非常に高い目標を持ってスタートしましたが、多くの奇跡を起こしてくれて、達成目前のところまできています。高いプレッシャーがかかる局面でも、ちゃんとチームで乗り越える。壁にあたっても、最後はみんなでなんとかする。そんな自慢のチームです。

High Linkのことを知っていただいている社外の方には、「Cool Brain, Warm Heartな組織だね」とお言葉をいただくことがあるのですが、まさにそんな組織。

High Linkが掲げている5つのValue

このような自慢を至るところで話していると特に外部のCxOやHR Topの方から、「どういう思考なのか」「どうやって経営とコンセンサスをとっているのか」「どうやって経営リソースを引っ張ってきてるのか」などの相談をいただくことも多く、High Linkがどのような意図を持って人に投資しているのかを書き起こしたいと思います。

持続的な成長には連続的なリーダー育成が不可欠

なぜ人に投資するのか

僕たちHigh Linkは、Philosophyに「わくわくで、あらゆる枠を超えていく」と掲げています。

カラリア事業だけでなく、領域を問わず多様な価値を生み出し、非連続な成長をし続ける。常識も固定観念もあらゆる枠をも超えて、可能性や希望を広げていく。世界中の人々が心踊る、よりよい未来を拓いていく所存です。

このような姿、存在になっていくためには、複数の事業や国/地域で戦える組織力が不可欠です。そしてそのためには、各領域でリーダーシップを発揮できる人材の層の厚さが決定的に重要になります。

なぜ、この人材の層の厚さが重要なのか。それは事業の拡大とともに、意思決定の数が指数関数的に増加するから。

既存事業の改革、新規事業への参入判断、日々の事業運営における無数の選択。これらすべての判断を特定のリーダーや少数の経営陣だけで担うことは、物理的にも質的にも不可能です。組織全体が息切れし、足取りが重くなっていきます。

また、各事業や国/地域には、それぞれ固有の文脈や課題があります。これらを深く理解し、適切な判断を下すためには、その現場に根ざしたリーダーシップが不可欠です。中央集権的な意思決定では、その機動性と的確性を担保することができません。

リーダーシップの本質

真のリーダーシップとは、自ら考え、決断し、行動を起こす力です。そして何よりその行動に責任を持ち、背筋を伸ばして立ち向かうこと。これは組織の階層やロールに関係なく、誰もが持つべき、そして持つことができるものです。

ここで重要なのは、リーダーシップの本質は「枠を超える力」だということ。

現状に満足せず、新しい可能性を追求する。
既存の常識や慣習に縛られず、より良い方法を模索する。
そして何より、自身の限界の前で立ち止まるのではなく、深呼吸して一歩を踏み出す勇気を持つ。

これこそが、僕たちが大切にする「枠超え」の本質的な意味です。単なる理念や価値観ではなく、組織の成長とリーダーシップの発露に直結する重要な行動原理。

「枠を超える」リーダーシップの育成には、確かに時間がかかります。しかし、それは待っているだけでは得られません。

日々の挑戦で額に汗を滲ませ、失敗で肩を落とし、成功でガッツポーズをし、仲間とハイタッチする。その繰り返しを通じて、リーダーは鍛えられ、成長していきます。

だからこそ僕たちは、早期からリーダーシップを発揮できる機会を提供し、その成長をサポートすることを大事にしています。

またこのプロセスにおいて、「Have Fun!!」の価値観も極めて重要です。リーダーは逆境を乗り越えていかなくてはいけないし、リーダーはまだなにもなにところに道をつくる仕事だから、多くは逆境であり向かい風。 それを他責にせず、悩まず、大きなマクロの目的と強い意志を持ち、今度はひたすらにそれをミクロの細かい執行で突破する。

プレッシャーに押しつぶされるのではなく、それを楽しめる。挑戦にわくわくできる。この感覚こそが、持続的な成長の鍵だと信じています。

そして、この成長の土台となるのが「Love Team」です。形式的なチームワークではなく、本質的な信頼関係があってこそ、人は大きな挑戦に踏み出せます。

チームの深いサポートがあってこそ、どんな困難も乗り越えられる。

その経験が次世代のリーダーを生み、組織全体の成長スパイラルを創り出していくと考えています。

成長が循環する組織をつくる

では、具体的にどうすればリーダーが育ち、組織が成長していくのか。

僕たちの答えは明確です。それは、挑戦の「機会」と成長のための「フィードバック」の徹底的な提供、そして何より、枠を超えようとするメンバーへの圧倒的なサポートです。

ここで重要なのは「徹底的」「圧倒的」という言葉に込めた僕たち経営陣のコミットメントです。中途半端なサポートでは、真のbreakthroughは生まれません。

僕たちのアプローチは、「育成」というよりも「プロデュース」に近いかもしれません。メンバー一人ひとりが持つ可能性を最大限に引き出し、その成長を加速させる。そのために機会提供とフィードバックに全力を注ぎます。

「機会提供」と「フィードバック」の根幹になる人事評価制度の設計図。

社内で共有してる1on1のフォーマットの一部。
WeeklyでGoodとMoreのフィードバックが循環するようにしてます。

たとえば、2024年はCompany OKRのKR-1のオーナーに新卒2年目のPMをアサインしました。

新卒1年目の際に圧倒的なコミットメントによる高いパフォーマンスと驚くほどの成長角度を発揮し、強い覚悟を持った上で「ここに挑戦したい」と申し出てくれたので、僕らも勇気を出し、腹を括り、覚悟持ってアサインし、全力サポートをしました。

結果、奇跡的な成果を生み出してくれて、でもそれが必然だと思うようなコミットを見せてくれました。2024年のHigh Linkのハイライトです。

また、現在1年ほどかけて仕込んでいる新規事業は、CEO直下で新卒1年目のメンバーが推進をしてくれています。

この事業が期待通り立ち上がるかどうかで経営シナリオの分岐が発生するような大事な大事な挑戦を、新卒1年目が責任を持って推進し、CEOがサポートする。

もちろんこの2つの例だけではなく、High Linkではこのような挑戦は日常的な光景です。

High Linkが用意しているのは、「挑戦するメンバーの背中を全力で押す環境」です。

しかし、これは決して甘い環境ではありません。High Linkでは受け身の姿勢では機会は提供されません。目を輝かせて自ら手を挙げる人からこそ、真の成長が生まれるからです。

挑戦の姿勢と成果を持って枠超えをしてくるメンバーに対しては、大胆に機会提供し、みんなで全力でサポートする。それがHigh Linkのスタイルです。

Wevoxの「成長機会」のスコア。
この1年で上昇しているし、まだまだだけど高い水準。

Wevoxの「支援」のスコア。
枠超えや挑戦をサポートするカルチャーの強さ、超大事。

好奇心と課題意識、責任感と覚悟を持つ人、自分で決めて自分でアクションをした人。

このようなメンバーが、より大きな機会と責任を獲得していきます。そしてこれは単なる実力主義という話ではなく、成長への執着を評価するというスタンスです。

この環境から「爆速学習」のカルチャーが生まれます。

自ら決めた挑戦だからこそ、意地でも成し遂げようとする。自分で見つけた問題だからこそ、解決への執着が生まれる。その結果、学習や成長の速度が上がっていきます。

”わくわく”を原動力に

誰かが成長する姿を見るのは、純粋に楽しい。

新しい課題に向かって背筋を伸ばす姿、PCに向かって眉間にしわを寄せる姿、そして突破口を見つけた瞬間に目を輝かせる姿。それらに立ち会えることは、この上ない幸せです。

その人が新しい課題に挑戦する姿は、見ている側もわくわくさせます。そして、その姿が、また次の誰かのインスピレーションになっていく。

特に重要なのは、この「わくわく」という姿勢が、困難な状況での耐性を高めることです。

ハードシングスに直面したとき、それを困難としてではなく、成長の機会として捉えられる。この視点の転換はレジリエンスを高め、持続的な成長を可能にします。(これはCEOの南木を見てると本当に思う、見てて笑っちゃうくらい彼すごい)

また、「わくわく」は最高の判断基準でもあります。

人は心から興味を持てることに対して、圧倒的に高い集中力と創造性を発揮する習性があります。その状態では学習速度も格段に上がり、困難な課題も乗り越えられる。

だからこそ僕たちは「わくわく」を原動力に、誰よりも挑戦し学習し、成長して、偉大なプロダクトをつくり、偉大なチームへと成長することを目指しています。

人とチームへの投資が、未来を創る

この先の10年20年を見据えたとき、人とチームへの投資は、より一層重要性を増していくはずです。それは現在の市場環境やテクノロジーのトレンドからも、明確に見て取れます。

AIの進化により、ビジネスの在り方は大きく変わろうとしています。

LLM、本当にすごい。スマホの発明に匹敵するようなとんでもないイノベーターの登場です。定型的な業務は全て自動化され、分析はより精緻になり、意思決定の多くがアルゴリズムによってサポートされる時代がやってきました。

しかしこのような変化の中で、むしろ人材への投資の重要性は増していきます。

AIが進化すればするほど、人にしかできない判断や創造性の価値が高まるからです。

新しい市場に挑戦するとき、新しいテクノロジーに取り組むとき、新しいビジネスモデルを構築するとき。これらの挑戦は、すべて”人”なしには実現できません。テクノロジーがどれだけ進化しても、それを活用し、新しい価値を生み出すのは、当たり前ですが結局のところ”人”です。

上述の通り僕たちは、スローガンとして「生きるを彩るLife Tech Company」と掲げていて、最先端のテクノロジーを活用して人々の生活を彩ることを目指しています。しかし、そのテクノロジーを意味のあるものに変えていくのは、間違いなく”人”の力です。人々の生活に真の価値をもたらすためには、テクノロジーと人間の深い理解の両方が必要です。

だからこそ僕たちは、人とチームへの投資をTop Tierの経営課題と位置づけています。

ここでいう投資とは、単なるスキル開発や知識習得の機会提供ではありません。その人が持つ無限の可能性を信じ、挑戦を支え、成長を加速させる。そして、その個人の成長がチーム全体の進化を促し、チームの進化が個人の更なる成長を支える。

このような好循環を生み出すための投資です。

人やチームへの投資は、投資対効果が数字では測れないかもしれません。

しかし、人が本気で成長しようとするとき、チームが真摯に課題に向き合うとき、そこから生まれる化学反応的なパワーは、どんなテクノロジーにも代替できない力を生み出します。

僕たちが目指すのは、このような「人間ならでは」の価値創造の場をデザインすることです。

人々の生活を真に豊かにするプロダクトやサービスは、テクノロジーだけでは生み出せません。テクノロジーと人間の感性が融合する場所から生まれます。

そして、その融合を可能にするのは、わくわくしながら挑戦を続けるリーダーであり、互いの成長を喜び合えるチームです。

さいごに

経営陣として、”リーダーを連続的に育てていく組織”のリーダーとしての覚悟で締めたいと思います。

僕たち経営陣が大切にしているのは、「志高く、興味広く、愛深く」の姿勢です。目の前の事業だけでなく、世界中のあらゆる可能性に目を輝かせ、それでいてメンバー一人ひとりの成長に心を寄せる。この姿勢があってこそ、組織は真の意味で強くなっていけると信じています。

今という時代は、人生を彩る選択肢が無限にあります。仕事以外にも、胸を躍らせる瞬間はいくらでもある。その中でもなお、メンバーは仕事に全力で向き合い、挑戦し続けてくれています。

つらいことやきついこともたくさんあるけど、もがいて乗り越えて成長して、そして対価としてお金をもらい、そのお金で楽しい経験を積む。このサイクルの中で人生を豊かにしていく。

だからこそ僕たち経営陣は、この場所に全力を注ぎ込む価値があると信じ、みんなが夢中になれる環境をつくることに全身全霊を捧げています。

そのために僕たちが心がけているのは、「プロデューサー」としての視点です。単なる育成担当者ではなく、メンバーの可能性を最大限に引き出すプロデューサーとして、全力で機会を提供し、的確なフィードバックを行う。時に厳しく、常に温かく、挑戦してくれるみんなの成長に伴走します。

その中で見えてきた真理があります。結局のところ、論理的な思考力と泥臭い実行力を併せ持つ人材が、最も力強く成長していきます。

机上の空論に終始せず、かといって場当たり的な行動に走るわけでもない。しっかりと頭を使い、そして必要なら土まみれになってイシューに向き合う。そんなメンバーの姿に、僕たちは日々心を動かされています。

この先の10年20年、いやそれ以上の未来を見据えたとき、人とチームへの投資は、High Linkの最重要課題であり続けます。

志高く、興味広く、愛深く。

この姿勢を貫きながら、これからも組織づくりに邁進していく。それが、High Linkの経営陣としての揺るぎない覚悟です。

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