【CPOインタビュー】"香りで社会は変えられる"。ユーザーさんに向き合うプロダクト作り

ハイリンクブログを見ていただき、ありがとうございます!ハイリンクライターのhitomiです。今回はCPO(最高プロダクト責任者)/プロダクトマネージャーの百瀬 凌也さん(https://twitter.com/rn0rno)にインタビューしました。

百瀬さんを一言でいうと、
穏和さと情熱とロジカルが融合したプロダクトのキーマンという印象でした!

今回はCPO/プロダクトマネージャーの役割、プロダクトやユーザーさんへの思い、そして思い描くチームの未来などについて聞きました。ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです!

 

CPO/プロダクトマネージャーの仕事内容

ー まずは組織を見る立場であるCPO、またプロダクトチームをまとめるプロダクトマネージャーとして取り組んでいる現在の仕事内容を教えてください。

CPOは「プロダクトを自分たちが実現したいビジョンにより近づけること」そして「そのプロダクトをユーザーさんに1番速い方法で届けること」そのための経営的な視点で意思決定をしていくのが主な仕事です。

例えば、「今カラリアにはどういうユーザーさんが多いのか」「どういうことを求めているユーザーさんが多いのか」「カラリアを使っていないのはどんなユーザーさんなのか」なども調べて「1年後、こういうサービスを目指してこのくらいの売上を作ろう」という話をしています。

また香水を使っている、その中でも不満を感じるユーザーさんに「嬉しいと思ってもらえる機能を届けよう、 そのための1年間にしていこう」というプロダクト側の視点での意思決定も行っています。

プロダクトマネージャーの仕事としては、具体的な施策レベルで「この機能を作ろう。そうするとこの経営目標、経営戦略って達成できそうだよね。」というところのプロダクト側の責任を持っています。

チームにはさまざまなユニットがあるんですが、そのユニットからアイディアや施策が提案される中で「ミッション達成ために必要なのか、違った方向に向いていないか」も確認をしています。なのでここではチームメンバーとより密にコミュニケーションをとるようにしていますね。

 

設立から5年で急成長!要因は「香り×テクノロジー」

ー 設立から5年で目覚ましい成長をみせていますが、サービスの立ち上げから主要メンバーとして関わった百瀬さんからみて現在の会社の成長をどのように受け止めていますか。

「信じられないくらいの成長」というのが本音です!
カラリアというプロダクトが自分が想像していた以上に、日々ユーザーさんが感じている課題や悩みを解決しているということを実感しながら仕事ができています。

ただ4年前にエンジニアとして参画した当初は、現在のようにユーザーさんのためのプロダクトを自らも考えるというよりは、社長の言うことを信じて責任をもってつくることに意識をおいていました。当時はオフィスもなく、野川(CTO)の家で合宿することもありました。「本当にこのサービスを使ってくれる人はいるのだろうか」という不安になるくらい本当に何もなかったんですよね(笑)

ただ趣味でプロダクトをつくるのではなくて、ビジネスとしてユーザーさんに提供するものをつくれるということや理想に向けて皆で走って具現化していくところには、すごくわくわくしていました!

今はオフィスも構えて、人数も増えて、フェーズも変わっていますが、「ビジョンに向けて、今何をやるべきかを積み上げていく動き」は変わっていません。そこで感じるわくわくも変わっていないんですが、そのわくわくは大きくなっていると感じています。当時は「(カラリアを)100人くらい使ってくれれば嬉しいね」と話していたくらいでしたが、手応えがあるからこそ「香りで社会は変えられる」と日頃から思うようになったことは大きく変化したことだと思いますね。

 

ー 会社の成長を肌で実感されていることがよく分かりました!その成長の要因はどのようなところだと思いますか。

カラリアが伸びている要因の1つとして、テクノロジーの強さがあると思います。
エンジニア目線でも香りの業界は思った以上にテクノロジーが進んでいないと実感していて、あらゆる業界がDXを進めているのにも関わらず、カルチャーショックがあるくらい浸透していないんですよ。例えば、さまざまなブランドの洋服をオンライン上で買えるサイトは今沢山あって、そこに力を入れている企業は多くあります。

一方で、香水をオンライン上で購入させることに注力している企業はほとんどないんです。だからこそ成長させていける土壌があると思っています。

また香りを視覚情報に落とし込んで、データ化することもテクノロジーの1つだと思います。色々なブランドの香水の利用動向のデータを集められているところも私たちの強みだと思いますね。

 

気軽で活発なコミュニケーションが新たな施策を生む!事例も紹介

ー 今後の成長がますます楽しみになりました!その成長ためにもメンバーの存在は必要不可欠だと思いますが、メンバーの皆さんとどのようなコミュニケーションをとっていますか。
またチームは普段どんな雰囲気でしょうか。

施策を考えるとき、デザイナーさん、エンジニアさん、チームメンバーなど様々な人が関わることになりますが、その中でワンチームの意識を大切にしています。

骨組みはある程度自分のほうで組み立てますが、そこからユーザーさんに見せるデザインはデザイナーさんがメインとなって考えてくれます。ある程度形になってきたら、他のメンバーに相談して意見を聞きます。Slackのチャンネルなどで気軽な感じでフィードバックをもらうこともありますね。微調整も相談しながら、最終的にエンジニアさんに実装してもらう流れです。

その中で大切にしていることは、「任すべきところは任す」ということですね。それぞれがスペシャリストなので信頼して任せた上で、もしイメージと違ったとしても否定から入るのではなくて「目的とデザインがどう紐づいているのか」など意図を知って議論をするようにしています。

議論のときは白熱するときもありますが、悪い雰囲気にはならないですね。みんな、プロダクトやユーザーさんのことを考えているので見ている方向が一緒で、正解に向けて議論している感じです。

一方で議論の場以外は、めっちゃ穏やかです。わいわいと賑やかな時もあります。一緒にいて楽しいので、プライベートで飲みにいくこともありますよ。

 

ー メリハリのあるコミュニケーションがとれていますね。様々な場面で議論してきたと思いますが、意見やアイディアは頻繁にでますか。
またその意見やアイディアが事業に実際に反映された事例を教えて頂きたいです。

議論の中で意見やアイディアはもちろん出ますが、普段業務をしている中でも自然に出てくる雰囲気はありますね。誰でも言えるように目安箱を共有のフォルダ内につくっているので、いつでも共有できる体制になっています。

また実際に提案されたアイディアが形になった事例としては、サイト内でページを更新したときに出てくる「更新しました」という文言の表示の仕方ですね。
この表示がページをスクロールすると隠れてしまってユーザーが見落としてしまうんではないかという意見が出て、ページをスクロールしても表示される形に変えました。細かいところではあるんですが、技術的な知識があるからこそ気付けたと思いますし、「そこまで時間もかけずに簡単に表示の仕方を変えることが出来る」と経験から分かって提案してくれたんだと思います。

これも最初Slackで提案されたんですが、その瞬間に「めっちゃいいじゃん!」と返して即採用、リリースされた事例です。

 

プロダクトやチームの未来!求めるのは「ユーザーファースト」

ー 今後会社の成長のためにプロダクトやサービスはどう変化していきますか。
またチームをどのように成長させていきたいですか。

サービスのミッションである「香りで世界を彩る」、このミッションにいかに早く到達させられるかだと思っているので、そのための成長なら何でもやりたいですし、みんなでやっていきたいと思っています。

なので今の定期便事業の一機能を突き詰めることが近道なのであればそれを突き詰めますし、一方で今のプロダクトの延長線上だけを見ているわけでもないです。直近3年間は香りの事業に注力する予定ですが、正直正解は全く見えていません。

その分議論できる余地は沢山ありますし、提案をしてもらって一緒に考えてもらう動きは大歓迎だと思っています。
ある意味、これから何でも決めていける面白いフェーズでもありますね。

「第35回 マイナビ東京 ガールズコレクション 2022 AUTUMN/WINTER」ブース出展

チームとしては、自分たちのつくりたいものをつくり続けるチームではなくて、ユーザーさんの課題を理解して、提案や改善を考え続けられるチームをつくっていきたいです。もちろんそこにはわくわくする感情があって、自分たちがつくったプロダクトを通じてわくわくする日常を送れるようになってもらうというのが1番の願いですね。

 

ー ミッションにも掲げていますがやはり“わくわく”がキーワードですね!そのわくわくする未来を創り出すためにも一緒に走るメンバーの存在は重要だと思います。
今後ハイリンクでは、どのような人にメンバーに加わっていただきたいですか。

ユーザーファーストという言葉がまず思いつきますね。

会社の成長のためというよりは、そこに紐づくプロダクトの成長やユーザーさんの感情のために今何ができるのか、何をやるべきなのかをとことん追求して仕事を回してく姿勢は大事だと思っています。自分のやるべきことが見えていて、今の会社の体制では出来ないとなったら、それをも変えようとするパワーがある人がいると面白いだろうなと思います。

またユーザーさんに新しい体験を届けるということに責任感を強く持てる人がいいですね。言われた通りに動くだけではなくて、言われたものがユーザーさんにとって嬉しいものなのか常に考えることが出来る、もしそこに対して意見があるんだったら伝えることが出来る人がこの仕事に向いていると感じています。

 

百瀬さんからメッセージ

ー 最後にメッセージをお願いします!

この5年で凄いスピードでプロダクトも成長しているし、会社も大きくなっています。
この勢いがあるときに、そしてこの勢いを続けるために何をしていくのかを考えることは難しいところではあるんですが、同時に楽しい部分でもあると思います。

プロダクトや組織がとてつもない勢いで成長しているのでまだ成熟できていない部分が多々あるからこそ、組織やマネジメントに興味がある人もやれることが沢山あると思います。

また今いるメンバーは変化にすごく柔軟で、自分たちのやりたいことや目指しているものに対して貪欲な人が多いです。なのでやりたいと思ったら一緒に切磋琢磨できると思いますし、やれることも出来ることも凄く広がっていくと思うので、興味がある人はぜひ一緒に働きましょう!

 

応募はこちらから!

https://herp.careers/v1/highlink?utm_source=hatena&utm_medium=highlinkblog&utm_campaign=cpo-interview

 

◆プロフィール

百瀬 凌也(ももせ りょうや)

株式会社High Link CPO/プロダクトマネージャー

在学中にバックエンドエンジニアとして複数社のインターンを経験後、サービス開発エンジニアとしてクックパッド株式会社に新卒入社。
2018年よりハイリンクに参画。カラリアの立ち上げと開発全般を1から主導し、2021年にPdMに転向しフルコミットでジョイン。ユーザーさんが喜ぶ、みんなが使いたくなるサービスに成長させることが目標。全員がwin-winの関係になるような仕組みづくりが好き。