
求人票や採用ページに「子育てと両立しやすい環境」と書かれているのを目にしたとき、こう思ったことはないだろうか。「ぶっちゃけ、実態はどうなんだろう?」と。制度はあっても使いづらい、数字では見えない現場の空気があるのでは……?
香りの総合プラットフォーム「カラリア」を運営するHigh Linkも、フレックスタイム制度や独自の休暇制度といった「仕組み」面と、お互いの事情を考慮し合って協力する「カルチャー」面の両方を掲げている会社のひとつだ。とはいえ、それが「本当に使えているか」は、中で働く人にしかわからない。
そこで今回は、子育てをしながらHigh Linkで働くパパ・ママ社員3人に集まってもらい、座談会を実施。産後5ヶ月で復職した、人事の波多野佑紀がファシリテーターを務め、第二子が誕生したばかりの事業推進責任者・関直孝、3人の子どもを育てる薬事管理Divisionの小知和洋希を迎えて、両立のリアルを本音で語り合ってもらった。
ハードな毎日、みんなどう回してる?High Linkパパ・ママ社員3人の1日
波多野:パパママ座談会のファシリテーターを務めます、人事の波多野佑紀です。組織開発から採用まで、人事全般を担当しています。High Linkには2023年11月にジョインし、2024年11月から5ヶ月間産育休をいただいて、2025年5月に復職しました。

実は、今日娘が1歳5ヶ月になったんです!「子どもって、1年ちょっとでこんなに成長するの!?」と毎日驚きながら、育児をしています。
では、お二人からも自己紹介をお願いします!
関:関直孝です。2023年4月に入社して、4年目に入りました。担当しているのは新規事業開発で、ゼロベースで事業の種を見つけてきて、PMF(プロダクトマーケットフィット)の段階までを担うことが多いですね。プライベートでは3歳の長女と、4月に生まれたばかりの次女がいます。来月から来年1月までの約7ヶ月、育休を取得する予定です。

小知和:2024年12月に入社した、小知和洋希です。薬事管理Divisionに所属していて、「総括製造販売責任者」という、法令上1人配置することが義務付けられている役割を担当しています。
子どもは3人いて、上から小学6年生の長男、小学2年生の長女、保育園の年長さんの次男。3人とも年齢が違うぶん、それぞれのフェーズに応じた大変さを感じていますね。

波多野:ありがとうございます。次に、みなさんの一日のスケジュールを教えてください。子育て先輩の二人が、いつ仕事して、いつ育児をしているのか、個人的にもとても気になります。

関:今はリモートワークメインで働いています。朝6時半に起きて、妻と分担しながら長女の登園準備と次女のお世話をして、8時半までに長女を保育園に送って、9時から業務をスタート。それから17時半ごろまで勤務したら、保育園へお迎えに行きます。その後は、妻と分担しながら子どもたちのお世話をしています。21時には子どもたちが寝るので、その後に1時間程度仕事の続きをすることが多いですね。
我が家は下の子がまだ新生児なので、夜中の対応が必要です。今のところは、22時から夜中の2時までは私が見て、その後は妻にバトンタッチする、という生活を送っています。
正直めちゃくちゃハードな生活を送っていると思うのですが(笑)、仕事に打ち込みながらも娘たちの成長を間近で見ることができるので、毎日楽しいですよ。
小知和:私は、だいたい毎朝6時半に起床して、7時に子どもたちを起こし、8時までに小学生2人を送り出します。その後一番下の子を保育園に送ってから、9時ごろに勤務開始します。それから18時頃まで働いていることが多いですね。
自宅から会社まで30分ほどなので、リモートワークの時と出社の時であまりスケジュールは変わらないんです。でも、リモートワークなら休憩時間に夕飯の下ごしらえをして、出勤時は会社帰りに買い物をするとか、その日の勤務場所によって担当する家事を変えています。
仕事が終わってからは、子どもたちの宿題をみたり、翌日の学校の予定や持って行くものを一緒に確認したり。22時ごろに子どもたちを寝かせて、そのあとはやっと待ちに待った自由時間……!なのですが、寝かしつけをしている間に寝落ちしてしまって、気づいたら朝を迎えていることが多いです(笑)。
波多野:お二人とも仕事もこなしながら、子どもとの時間もしっかりとっていて、本当にすごいです。
ちなみに私は基本的には出社していることが多いかもしれません。8時から8時半くらいの間には会社に着いて始業して、17時には退社して子どものお迎えに行く感じです。フレックスなので、夜寝かしつけした後に戻ってくることもあります。でも、基本一緒に寝落ちしちゃうことが多いです(笑)
リモートワークやフレックスの制度はある。で、ぶっちゃけ使えてますか?
波多野:では、ここからは制度とカルチャーの話に踏み込んでいきたいです。まず、High Linkの代表的な制度をざっと紹介するとこんな感じです。
- フレックスタイム制度:月間の所定労働時間を満たしていれば、1日あたりの勤務時間を自由に調整できる(コアタイムは11〜15時)
- ハイブリッドワーク:職種に応じて週2〜3日の出社日がチームごとに設定されていて、それ以外は柔軟に勤務場所を選べる
- リフレッシュ休暇:半期に3日付与(年6日)。土日祝とつなげて5連休以上にする形で使用できる
- Sick Leave:年5日付与。自分や家族の病気・怪我のときに使用できる
- Anniversary休暇:自分の誕生月に使用できる
※上記の休暇制度は、年次有給休暇とは別での有給休暇として付与
※2026年5月時点での制度内容になります
……と、こうやって並べると充実しているように見えますが、大事なのはこれがちゃんと使えているかどうか、ですよね。ぶっちゃけ、お二人はどう思いますか?
関:少なくとも、僕はめっちゃ使えていると思っています(笑)。たとえばリフレッシュ休暇。妻の実家が三重県にあって、ちょっと遠いんですよ。だから、まとまった休みがあると、気兼ねなく帰省できる。これがあるかないかで、家族の時間の取り方が全然違いますね。
波多野:そういえば私も、「Sick Leave」には何度も助けられましたね。
私は、元々仕事が大好きなタイプ、かつ0歳からの方が保育園預けやすいということもあり、子どもが生後4ヶ月のときに保育園に預けて職場復帰しているんですよ。慣れない環境のせいか、子どもも私も最初の半年は毎月のように体調を崩していて。「このペースだと有休が一瞬で溶ける……!」ってヒヤヒヤしましたが、Sick Leaveと有休のおかげでなんとか乗り切れました(笑)。

小知和:分かります。うちも先月、子どもが発熱して、僕が3日間休みをとって看病しました。そういうときに、有休とは別枠でSick Leaveがあるのはありがたいですね。
ちなみに私は、フレックスタイム制にもめちゃくちゃ救われていて。子どもが3人いると、とにかく朝の時間がカオスなんですよ。誰の荷物か分からないものがそこら中に散らばっていて、それを慌てて整理して登園バッグやランドセルに突っ込む、みたいな毎日で。焦っていると、つい「急いで準備して!」と強く言ってしまうことも少なくなくて……。
その点、フレックスタイムを使えば、ある程度は子どもたちのペースに合わせて準備できるから、朝の5分、10分くらい余裕を持って付き合ってあげられる。これがあるだけで、心の余裕が全然違うんですよね。
波多野:私も昨日の朝、保育園に向かう途中で娘が道端のダンゴムシに夢中になって、全然動かなくなっちゃって(笑)。でも、「今日はちょっと出社を遅らせるか」「その分、別の日に多く働こう」とすぐに切り替えて、子供を優先できたんですよね。
関:あと、ハイブリッドワークにも触れておきたいです。
実は僕のチームは本来、週に3日は出社することになっているんです。でも、妻の妊娠中から今に至るまで、家庭の状況に合わせてほとんどリモートで働かせてもらっているんですよ。出社頻度をここまで柔軟に調整させてもらえるのは、本当にありがたい。だから、家族との時間も大事にしながら働き続けられているな、と感じていますね。
波多野:私も妊娠中、本当につわりがひどくて、実家から2ヶ月丸々リモートワークさせてもらってました。本当にありがたいですよね…!
逆に「これがあったらもっと助かる」もぶっちゃけてみる
波多野:では逆に、「これがあったらもっと助かるな〜」と思う制度もぜひ聞きたいです。
関:制度面でいうと、インフルエンザの予防接種の補助があったら嬉しいですね。子どもがもらってくると、家族みんなかかってしまうので……。
小知和:めっちゃ分かります。あと、子ども手当や家族手当があると嬉しいな、とは思いますね。
High Linkには比較的若いメンバーが多いですが、ここ数年で結婚したり出産したりする人も増えてきましたよね。だから、こういう手当があると純粋に金銭的にありがたいというのもありますけど、それ以上に「ライフステージが変わっても、ここで働き続けられるな」という安心材料になると思うんですよね。
波多野:たしかに。長く働きたい気持ちにつながりますよね。
じゃあ私も!私は、Anniversary休暇が家族の記念日にも使えたらいいな、と思っています。自分の誕生月に休暇が付与される制度なんですけど、子どもができてからは自分の誕生日以上に、子どもの誕生日にお休みしたいな、と思うようになって。
関:分かるなあ。
波多野:……と、人事として書き留めておきます(笑)。
AIを活用、長男を味方に……。それぞれの時間を捻出する工夫
波多野:働きやすい制度とカルチャーがあっても、子育て中はどうしても時間の制限がありますよね。子どもとの時間を大事にしたい。でも、大好きな仕事にもしっかり取り組みたいし……。お二人は、どんな工夫をして時間を作っていますか?
関:では僕から。限られた時間でも質の良いアウトプットを出すために、生成AIを使い倒しています。具体的に言うと、調査や整理、資料作成はAIに任せて、人間の僕は考えることに時間を使う、という感じですね。
そのうえで、子育てと仕事を両立できているかというと……栄養ドリンクとサプリメントでどうにか体力を維持している日々なので、なんとも言えないです(笑)。でも、仕事も育児も僕がやりたくてやっていることなので、毎日充実しています。お二人はどうですか?
小知和:私は最近、長男を味方につけました。
波多野:長男を味方?
小知和:長男は小学6年生で、身の回りのことはある程度自分でできる年齢なんですよ。なので、お小遣いを渡す代わりに、ご飯を炊いてもらったり、食器を洗ってもらったりと、家事を手伝ってもらっているんです。
それまでは「大人2人 対 子ども3人」だったのが、長男が戦力に加わって「2.5対2.5」になった、という感じですね(笑)。
波多野:すごい、家庭内でもマネジメント力を発揮しているんですね。ちなみに私はというと、料理を諦めました(笑)。作り置きの宅配サービスを使っていて、子どもの分は週末にまとめて作って全部冷凍、夫の分はサービスの作り置きをお弁当に詰めて持って行ってもらっています。あとは、ベビーシッターも時々活用していますね。
どんなライフステージの人でも仕事に打ち込めるよう、柔軟に対応するカルチャーがある
波多野:最後に、本日のお話を振り返りつつ、High Linkの子育てと仕事の両立のしやすさについてコメントをください!

関:これまで制度面の話をだいぶしましたけど、僕は制度面と同じくらい、カルチャー面も整っている会社だな、と思っているんですよね。
特に小さい子どもを育てていると、突発的な対応がどうしても多くて。いろいろな制度はあるとはいえ、急なお休みや中抜けが続くと、どうしても同僚に対して申し訳ない気持ちになることがあるんです。でも、周りからネガティブな反応があったことは一度もないんですよね。むしろ、「制度があるんだからちゃんと使って!」という雰囲気で。制度だけ立派でも、こういう空気がなかったら、結局使えないですからね。
小知和:中抜けに対するハードルの低さは、本当に助かりますよね。子どもが3人いると、保護者会や個人面談、授業参観の予定が本当に多くて。しかも大体平日の日中なんですよ。High Linkでは「保護者会で1〜2時間抜けて、また戻ってきます」と言ったら、「行ってらっしゃい」と送り出してくれるんです。

今は自分が周りから助けられる立場ですけど、いつか周りがライフステージの変化に悩んだときは、今度は自分が力になりたい。自然とそう思える環境だな、と思っています。
波多野:私は申し訳ないことに入社して間もない時期に妊娠が分かったんですけど、社長から体調を気遣うDMが届いたり、ほかのメンバーからもたくさんの温かいメッセージをもらったんですよ。この会社なら、子どもが生まれてからも安心して働き続けられそう、と素直に思えたんですよね。

とはいえ、「他社にはあるのにうちにはない」制度もまだまだ多いです。でもさっき話があったように、ここ数年、結婚・出産をしたメンバーが増えてきましたし、どんなライフステージの人でも仕事に打ち込めるよう、柔軟に対応する温かいカルチャーがあるなって思っています。事業スローガンの「生きるを彩る Life Tech Company」が、私たちメンバーの働き方にも反映されていますよね。
だから、今後さらに子育て中のパパ・ママが働きやすくなる制度が増えるんじゃないかな、と期待しています!

ライター:渡眞利 駿太
企画・編集:波多野 佑紀
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High Linkでは、「わくわくで、あらゆる枠を超えていく」というPhilosophyのもと、香りの総合プラットフォーム「カラリア」の運営をはじめ、新規事業にも取り組んでいます。
事業成長に比例して拡大する組織において、組織開発にも力をいれています。福利厚生はメンバーの声をとても大切にし、遊び心溢れる働きやすい環境を今後もボトムアップで作っていきます。
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