【入社エントリー】OVER40デザイナーがもう一度プロダクトデザインに向き合う話

はじめに

こんにちは。プロダクトデザイナーのfunaです。 2024年6月にHigh Linkに入社してあっという間に2ヶ月が経ちました。
OVER40でデザイナー経験はそこそこ積んできたつもりの私ですが、

  • もう一回プロダクトデザインをがっつりやりたい気持ち

がこの4,5年うっすらと頭の片隅にありました。
この記事では、そんな私がなぜHigh Linkに転職したのか、入社してみて実際どうなのかを入社エントリーとして書いていきます。

自己紹介

ニックネーム:funa(フナ)
funa-chanと呼んでもらっています。

ファッションとエンタメ(恋リアとお笑い系youtube多め)とHIPHOPとビールが好きです。
この記事を書いている今はNETFLIXのBOYFRIENDに絶賛ハマり中です。(ゲンセイsan推し)
ちなみに、High LinkにはClub-bachelorという部活があり、先日はバチェロレッテ3の話題で社内チャットが盛り上がっていました🌹

スレッドで感想が展開されていて、ネタバレへの配慮も流石です

経歴(ざっくり)

最初の頃はデザインのデの字も関係ないような仕事もやっていたのですが、ここでは細かい経歴は省いてざっくり書きます。

  • 総務のアルバイトで入社した小さなIT企業で初めてHTMLに触れる
  • 独学でコーディングとデザインツールを学びながらいろんな会社をバイトや派遣で転々とする
  • Web制作会社に入社、クライアントワークのWebデザイン(7年半)
  • クラウドワーカーを活用した事業会社でUIデザイン / コミュニケーションデザイン / コンテンツマーケティング / カスタマーサポートなどなど(5年)
  • 不動産系IT企業でデザインマネージャー(2年弱)
  • 生きるを彩るLife Tech Companyでカラリアのプロダクトデザイナー 👈イマココ

クライアントワークを経て、インハウスデザイナーへ
デザインの基礎や対応力、仕事の大変さ(理不尽なこともあるよね、でもやるんだよ的な)、それを会社の人たちと乗り越える楽しさみたいなものはWeb制作会社時代に教わり、鍛えられたかなと思います。 この経験を経て、誰のために、今自分は何をやるべきなのかを常に振り返られる場所で、自分の仕事(デザイン)を全うしたいと思うようになり、以降は事業会社でインハウスデザイナーを続けています。

転職の軸となぜHigh Linkだったのか

直近の4年くらいの流れは、デザイナーというよりはマーケターに近い仕事が多く、デザイナーに立ち返りたいと思い転職した会社で、デザインマネージャーとして初めて部下を持つなどして、手を動かすことが減っていました。
ただ仕事や会社に特別不満はなく、順応タイプというのもあってそれなりに楽しく働いていましたが、冒頭にも記載した通り、

  • もう一回プロダクトデザインをがっつりやりたい気持ち

が、半年に1回くらいのタイミングで頭の中でぐるぐる回っていたのも事実でした。
そんな時にHigh Linkのプロダクトデザイナーの求人情報に出会い、選考を進めることになります。

なぜHigh Linkに興味を持ったか

そもそもなぜ選考を進めたいと思ったかというと、自分も普段から使っている「香水」という商材を扱っていることが大きかったです。
これまでいろんな事業に触れて、仕事を通して知らない世界を知るのも面白かったですが、心のどこかで、いつか自分が普段から使っていて馴染みのある分野・業界のデザインに携わりたいという思いがありました。
Web制作会社時代に経験した、自分がよく買っていた商品だったり大好きな分野のデザインをやった時の、強い「好き」や「興味」が持つ原動力は大きいなと感じていたのです。 自分ごと化しやすいですし、デザインという自分の領域だけでなく、仕事全体にのめり込める感覚があるので、好きなものに携われるというのは私にとってとても大きなポイントでした。

High Linkにはフレグランススペシャリストという職種のメンバーがいて、新入社員向けにお勧め香水を提案してくれます。写真はお勧めされた中で特に気に入った香水。

High Linkに入社を決意した決め手

選考を進めて無事内定をもらうことができたのですが、入社を決意した決め手は大きく3つあります。

  1. 働いてる人たちがみんなイキイキしてた
  2. デザイン組織がある程度確立している
  3. 職種横断のプロジェクトチーム制で、数値はチームで持つ

 

1. 働いてる人たちがみんなイキイキしてた

3つある中でこれが1番の決め手でした。
選考の中で入社後よく関わりそうなメンバー(プロダクトデザイナー / エンジニア / マーケター)と座談会を組んでもらったのですが、その時に全員が本当にHigh Linkでの仕事を心から楽しんでいるなと感じました。
特に印象に残っていたのは、次の3点です。

  • 人の意見やアイデアを責めるような人がいない
  • 称賛文化があって、発信しやすい
  • 1人でやるというよりチームで作っていく楽しさがある

私自身、ロジカルな人間というよりは感情タイプの人間なので、職人気質の人が多い淡々とした職場より、コミュニケーション面でメンバーと気持ちよく楽しく仕事ができるかは重要なポイントでした。
ただコミュニケーション面は実際入社してみないとわからないことが多い中で、座談会で実際に働いているメンバーから直接感じられて、こういう文化や環境なら仕事楽しいだろうなぁと納得感を得ることができました。

 

2.デザイン組織がある程度確立している

これまで事業会社では、ほぼずっと1人デザイナーとして働いてきました。
1人だからこそ自由度の高い動きができ、幅広い範囲をやれる醍醐味も感じました。
一方で会社へのデザイン投資の理解促進が難しく、社内受託のような存在になってしまうこともありました。
これは自分の力不足でもありますが、だからこそ次の会社ではデザイン組織がある程度確立しているところで、どのようにデザイン組織を動かしているのか、会社がデザイン組織に何を期待しているのかを内部から学びたいと考えていました。
High Linkは従業員数約60名に対して、デザイナーが8名(業務委託含む)で、人数比を見るだけでも自分がいたこれまでの会社より、デザインに対する投資意識を感じることができました。
また、業務内容がコミュニケーションデザインとプロダクトデザインで大まかに分かれているということで、プロダクトデザインに集中したいという希望も叶えられそうだと感じました。

 

3.職種横断のプロジェクトチーム制で、数値はチームで持つ

これまでデザイナーがプロダクトの数値目標を持つ難しさ、目に見える数値成果が出せないことで社内で評価を得にくいというモヤモヤを感じていました。
面接でデザイン組織やデザイナー個人の数値目標の持ち方・追い方について質問をしたところ、プロダクトの数値はプロジェクトチームで持ち、チーム全員で数値を追っているという回答でした。
プロダクトは複数の職種メンバーで作られているから、数値を誰か個人が持ったり、特定のチームが持つよりもすごく自然な形だなと腑に落ちました。
成果が出れば、関わった人全員が称賛されると思うとやりがいも湧くし、モチベーションも保ちやすいと思います。

実際入社してみてどうだった?

結論:ギャップなし!!!!!
先述した「決め手」に関してはこの2ヶ月の中で、「思った通りだった」と実感しています。

入社後の所属チームについて

入社後は出会いUXというプロジェクトチームに所属しています。(ネーミングが最高)

どんなことをやるの?
「カラリア 香りの定期便」の全体の体験設計を担うチーム。
ユーザーが自分で香りを選ぶことができて、どんどん香りに沼る体験を作るチームです。(配属の連絡をもらった時からワクワクしていました)

入社して最初の1ヶ月何やった?

振り返ると本当に怒涛の日々でめちゃくちゃ充実していました!

  • 入社2日目からタスクを持たせてもらって、さっそくデザイン業務を進める
    • 同じチームのデザイナーsaoriさんには、「初めから激重案件でした〜」と言われるw
  • 翌週にはユーザーテストしましょうとなりプロトタイプを作成
  • 翌々週にはユーザビリティテストを回す

というスピード感!!めちゃくちゃプロダクトデザインしてる!って感じでした。(本望)

初めてやるにはなかなかの分岐(笑)

ここまで約2ヶ月を通して感じたこと

先ほどギャップなし!と言いましたが、改めて入社の決め手が実際どうなのかを書いてみます。

1. 働いてる人たちがみんなイキイキしてた

実際:称賛文化が根付いていて、みんな楽しんでチームの課題に向き合っている!
主にコミュニケーション面で価値観が合いそうだなと感じていたのですが、本当に称賛文化が根付いていて、働いていて気持ちがいいです。
そのほかだと、Value
の浸透度が高いと感じています。
いい意味でギャップを感じたところだと、この規模(従業員数約60名)のうちから
組織開発チームを設けてPhilosophy(※)やValueの浸透にすごく力を入れているところです。
その影響か、メンバーのキャッチアップ力が高く、メンションがついていないコメントでも反応したり、拾ってアクションしたりというのをよく見かけます。
私も入社直後からメンバーのこういうアクションにめちゃくちゃ助けられています。(ありがとうございます!)

※ 一般的にMissionとして策定されるものをHigh LinkではPhilosophy(意味:哲学。ものの見方(の原理)。また、物の考え方。)としています。なぜMissionではなくPhilosophyなのかはコーポレートブランドリニューアルの舞台裏の記事で語られていますので、よかったらぜひ読んでみてください!

自分の学びのために呟いた振り返りに対して、スタンプや返信などでリアクションをしてくれるメンバーが多く、とてもありがたい

2.デザイン組織がある程度確立している

実際:プロフェッショナル集団で雇用形態関係なくコミットして自走している!
今デザイングループはマネージャー含めて8名で、業務委託で時短のメンバーも複数いるのですが、経験者が多いのでデザイナーとして案件を1人で回すことができる方々です。
そのためデザインに関しての知見が多く、またそれを社内チャットでアウトプットしてくれるのですごく勉強になるし、刺激にもなります。
デザイン定例やデザイングループの振り返りでも称賛文化が発揮されていて、モチベーションが保ちやすいです。
個人的にびっくりしたのは、雇用形態を聞かないとわからないくらい全員がHigh Linkにコミットしていることです。
業務委託だからこの範囲しかやらない、みたいなのを感じたことがありません。
「切磋琢磨」という言葉がすごくしっくりくる組織だなと思います。(デザイングループに限らず!)

 

3.職種横断のプロジェクトチーム制で、数値はチームで持つ

実際:チーム全員で毎日数値確認!施策はOKRに基づいて起票されるのでデザイナーも指標を意識できる!
これはいい意味で思っていたより全員で数値見てるなって感じていますし、今までの会社で1番自然に数値を毎日見ることができています。
過去、数値を意識しようと思ってGAを見るようにしてみたりとかやってきましたが、1人だとどうしても続かなくなっていました。(意志が弱い)
High Linkでは目標を全てOKRで立てていて、それが数値を追いやすい仕組みになっているなぁと感じます。
会社のOKR→事業のOKR→プロジェクトチームのOKRとブレイクダウンされていって、KRに数値目標が含まれてくるので、毎朝プロジェクトチームの朝会で数値確認をする習慣ができていました。
また、KRに紐づく施策を起票していくので、自分のデザインがどの指標に影響するのかがわかりやすいのも、自然に数値を意識しやすい理由だなと思いました。

OKRの成り立ち

そのほか入社してびっくりしたこと

全員がFigjam使えること
会社全体のワークショップの時はFigjamで発散したりするのですが、全員使えるってすごくないですか?(全員ですよ、全員!)

会社にドラがあること
週1回の全社ミーティングでは数値達成系のTOPICなどはドラNEWSと呼ばれ、発表時にドラが鳴り響きます!(いっぱい転職してきたけどドラが鳴る会社はお初です)

ドラ越しに香水が並ぶ絵もなかなか珍しい

まとめ

いいことづくめで、嘘でしょ?って思われてしまうかもしれないですが、ここに書いたことは事実です!
私も実際入社するまでは「とはいえ、色々あるよねきっと。」とこれまでの経験から期待を持ちすぎないようにしていました。
しかし実際は、選考の中でなるべくミスマッチがおきないように配慮してくださったこともあって、ギャップなくやりたいことができています。
プロダクトデザイン、体験のデザイン、楽しい🙌

High Linkではデザイナーを募集しています

私のように、プロダクトのUI / UXデザインを突き詰めたい!と考えている方にはHigh Linkはとてもぴったりな環境です。
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とりあえず話を聞いてみるだけでも歓迎です!
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